猫 ストレス2

・最近、愛猫の食欲がないけどどうしたのかしら?

 

・以前より攻撃的になった気がする

 

・下痢気味だけど、なにかあるのかな?

愛猫がいつもと違う行動や、性格の変化が見られることってありますよね。
その原因は「猫がストレスを感じている」可能性があります。
人間同様、猫も様々な要因でストレスを感じます。
ストレスが溜まると、いつもと違う行動としたり、性格が変わったりする場合があるのです。
今回は「猫のストレス」について考えていきましょう。

猫が出すストレスサイン知ってる?

猫 ストレス

猫はストレスを感じた場合にどのような行動をするのでしょうか?

ここでは、猫がストレスを感じている時に起こす行動や変化を解説します。

食欲不振・食欲過多

急にいつも食べているフードを食べなくなったり、食べる量が減るといった事が起きやすくなります。
逆に、いつも以上にフードを食べる、いつもはねだったりしてこないのに強引に食べようとするといった行動も見受けられます。
人間でも、ストレスでご飯が入らない人もいれば、ストレス解消の為にいつも以上にご飯を食べるという人もいるように、猫もストレスを感じると食欲不振もしくは食欲が増える傾向が多いようです。
単にいつものご飯に飽きた・成長期による食欲増加なども考えられますが、食欲の過度な増減は命に直結するものなので早めに獣医師に相談しましょう。
食欲不振のリスク⇒肝リピドーシス(脂肪肝)
食欲過多のリスク⇒肥満・糖尿病

トイレの失敗・粗相が増える

本来キレイ好きな猫なので、しつけが出来ていればトイレ以外でオシッコやフンをする事はありません。
しかし、猫は不安やストレスを抱えると安心するために自分の匂いを様々な場所につけたり、何かを伝えたくてワザとトイレ以外で粗相をするケースがあります
「猫砂やトイレをきれいにしたら粗相がなくなった」
「猫砂やトイレを変えてみたら粗相がなくなった」
という場合もありますが、治らない場合はストレスからくる行動と考えられます。
また、泌尿器系の病気の危険性もあるので早めの受診を心掛けましょう。

便秘や下痢・嘔吐

猫も、人間同様にストレスで胃腸が弱くなる事があります。
これが原因で下痢や嘔吐したり、逆に便秘や血便といった症状が出たりします。
猫は嘔吐しやすい動物ですが、回数が多すぎたり、あまり嘔吐しない子が嘔吐するようになったりするケースでは注意が必要です。

過剰なグルーミング・グルーミングしなくなる

猫の通常行動のひとつにグルーミングがあります。
自分自身を清潔に保ったり、毛並みを整えるとともに、気持ちを穏やかにするという行動でもあります。
しかし、トレスが溜まってくると長時間グルーミングし過ぎてハゲたり、また逆に全くグルーミングしなくなり浮き毛が目立つといった行動が見られます。
その延長で、手足やしっぽを噛み付いたりと言った自傷行為に発展することもるので、異変にいち早く気づくように日頃からの行動をよく観察しましょう。
過剰なグルーミングのリスク⇒心因性脱毛・舐性皮膚炎

鳴き方の変化(回数が増える・声の変化)

いつもの鳴き方に比べ、しつこく鳴いたり、長く鳴いたりします。
この行動は、不安や恐怖を感じていたり、何かを伝えたい場合にするケースがあるので普段から注意しながら鳴き声を聞いてあげましょう。
特に、普段からほとんど鳴かないような愛猫にこのような行動が見られた場合は、異常が起きている可能性が高いです。

行動力の低下

猫はストレスを感じると行動力が低下する傾向が多いです。
いつも以上に長く寝る、好きなおもちゃで遊ばなくなる、活動範囲が狭くなり高いところに行かない・走り回ったり飛んだりしなくなる、色んなものに興味を持たないなど、普段と違う行動を起こしたり、いつもと様子が違う場合はストレスが溜まっているケースが多いようです。

ひきこもる

隠れるプロの猫ではありますが、ずっと隠れ場にひきこもる、ご飯の時間・おもちゃで誘惑などしても出てこないなど、普段は顔を見せてくれるのに見せない場合は注意しましょう。
猫の習性として、体調が悪い、怪我をしている時に外敵に弱みを見せないよう、隠れられる場所でじっとするケースがあります。
自然治癒する場合もありますが、病気やケガがどんどん悪化してしまう恐れもあるので、出てきた時にボディチェックを行い、異変がある場合は動物病院へ連れて行きましょう。

攻撃性が強くなる

猫は強いストレスを感じると、自己防衛のため攻撃性が強くなるケースがあります。
仲良く同居していた動物や飼い主に対して、うなり、威嚇、噛みつき、引っ掻きなど、今まで見られなかったような行動が増えた場合は、強いストレスを感じていたり、病気の可能性があります。

ストレスが原因の病気

猫 ストレス2

猫も人間同様、ストレスを感じため込みすぎると病気なる可能性があります。

ここでは、ストレスが原因の可能性がある猫の病気を紹介します。

心因性脱毛

過剰なグルーミングによって、部分的にハゲてしまう病気です。
特徴としては、猫が舐めやすい前肢の外側・身体の側面・お腹周りがハゲてきす。
ただ、猫の脱毛原因には寄生虫やカビなどの場合もあるので、見つけた場合は自分で判断せず獣医師に相談しましょう。

舐性皮膚炎(しせいひふえん)

こちらも、過剰なグルーミングが原因で起こる病気です。

原因としては、ストレス・虫刺され・アレルギーなどが考えられます。

症状としては、部分的な脱毛・皮膚のただれ・痒みなど。

原因により治療法が異なるので、早めに受診しましょう。

特発性膀胱炎

細菌感染や膀胱結石といった明確な原因がわからない場合の病名です。
明確な発症原因はわかっていませんが、ストレスが大きく関わっていると考えられています。
症状としては、
・トイレの回数が増える
・減る、痛がる
・血尿がでるなど

猫ウイルス性鼻気管炎(猫ヘルペス)

猫ウイルス性鼻気管炎とは、猫ヘルペスによって引き起こされる感染症の1つです。

1度でも感染してしますと、再発を繰り返す可能性があり、その再発の原因としてストレスが大きく関わっていると言われています。

症状としては、
・初感染時は目の周り(目やに・涙が増えるなど)
・再発時は鼻・気管(くしゃみ・鼻水・咳など)系に症状がでるのが特徴です。

猫伝染性腹膜炎(FIPウイルス)

特に6ヶ月~3歳と若い猫に多くみられ、一度発病すると死亡率が高い病気です。

ほとんどの猫の体内には弱毒性の「コロナウイルス」が生息しており、ほとんどの場合は無症状でたいして怖いものではありません。

その「コロナウイルス」が、ある日突然「FIPウイルス」に変異し発症すると考えられ、その突然変異の要因としてストレスと多頭飼いが大きく関わっていると考えられています。

一度変異したウイルスは元に戻ることはなく、現状で明確な治療法や予防法は見つかっていません。

症状としては、

1高熱(39度以上の慢性的な熱)

2腹水の貯蓄(2タイプ)

・ウェットタイプ:お腹・胸に水が溜まる
脱水・貧血・黄疸が見られ、嘔吐・便秘・下痢を繰り返すことも。

・ドライタイプ:神経・眼・腎臓・肝臓等が冒され、体内に液体が留まらない
腎臓や肝臓の障害・神経症状(てんかん、性格の変化、歩行困難、感覚麻痺、排泄の問題、顔面の麻痺など)・眼の障害がよくみられます。

肝リピドーシス

食欲不振が原因で起こる肝リピドーシス。

猫にとって特徴的な肝臓疾患で、本来肝臓から脂肪組織へ移動するはずの脂肪が、何も食べない状態が続くと、その脂肪が肝臓へ沈着してしまう病気です。

どんどん肝臓へ溜まる脂肪のせいで肝機能が低下し、肝不全の状態になり、放っておくと死亡する場合があります。

主な症状としては、
・黄疸(皮膚・口腔粘膜)
・食欲不振
・嘔吐・下痢など

肝リピードシスに限らず、肝臓系の病気は早期発見が難しいとされているので定期的な健康診断を行いましょう。

肥満・糖尿病

ストレスによる慢性的な食欲過多が原因。

人間同様、猫の肥満・糖尿病は様々な合併症を引き起こし死亡する確率も高くなります。

症状としては、
・水を飲む量が増えた
・おしっこの量・回数が増えた
・食欲増加
・食べているのに痩せる

猫がストレスを感じる要因

猫はどんなことがストレスと感じるのでしょうか?

それぞれの性格によっても違いますが、ここでは一般的に言われている「猫がストレスを感じる要因」を解説していきます。

生活環境が与えるストレス

ストレスを感じやすい生活環境

・狭いスペースでの多頭飼い

・猫が嫌いなニオイで部屋が充満している

・トイレが汚い・サイズが合ってない

・引っ越し・模様替えを頻繁にする

・騒音

・食器をコロコロ変える

・来客が多い

上記のような環境で生活している猫は、とてもストレスを感じているケースが多いです。

猫がストレスを感じやすい接し方

猫の性格によって接し方の違いはありますが、ここでは一般的に言われている「猫が嫌がる接し方」を見ていきましょう。

猫が嫌がる場所

・しっぽ
・お腹周り
・足先

猫が嫌がる触り方

・急に触ろうとする
・叩くようにさわる
・強引に握るようにさわる
・長時間さわる
・濡れた手でさわる
・香水のついた手でさわる

上記のような接し方が一般的に嫌がると言われていますが、性格によって違ってきます。

触られるのがとても嫌いな猫もいれば、触られないとストレスを感じる猫もいます。

飼い主がよかれと思った行動でも猫にとってはストレスを感じる場合もあるので、好き嫌いをしっかり確認して愛猫が喜ぶ接し方を見つけましょう。

猫のストレスを解消法を解説

猫 ストレス3

ここまで、猫がストレスを感じるとどうなるのか?を見ていきました。

では、いったいどうすれば猫のストレスを解消できるのでしょうか?

猫の生活環境を改善する

先ほどご紹介したような生活環境であれば変えてあげましょう。

ストレスを感じやすい生活環境

・狭いスペースでの多頭飼い

・猫が嫌いなニオイで部屋が充満している

・トイレが汚い・サイズが合ってない

・引っ越し・模様替えを頻繁にする

・騒音

・食器をコロコロ変える

・来客が多い

例えば、多頭買いでストレスを感じているなら部屋を分けてあげたり、ほかの猫と会わないよするなどの工夫をしてあげましょう。

またストレス要因の割合が高い、トイレの環境(こまめな掃除・サイズ変更)を整えればストレスを解消できるのでこまめにチェックしましょう。

他の要因も、飼い主が気にかけてあげればストレス解消になる物ばからなので、愛猫のためにもしっかり観察し改善してあげましょう。

猫が嫌がるものを失くす・やめる

猫が嫌がるものが部屋のあちこちある場合も、とてもストレスを感じます。

例えば、強い匂いなども猫にストレスを与えてしまいします。

・匂いのきつい芳香剤・アロマ・お香など

・強すぎる香水・柔軟剤の匂い

ほかには、大きな音もあります。

・テレビや音楽の音量に注意する

・突発的な音(電話・チャイムなど)も大きくしすぎない

人間はそこまで感じない匂いや音でも、猫は敏感に反応しますので注意しましょう。

猫への接し方を見直す

人にも様々な性格があるように、猫にもそれぞれの性格があります。

スキンシップが好きな猫ならいいのですが、スキンシップが嫌いな猫を過度に触ったり撫でたりしても逆にストレスを与える可能性があります。

ですので、愛猫の性格をしっかり観察し適切な対応を心掛けることが大事になります。

飼い主の一方的な愛情ではなく、お互いが気持ちよく暮らせるようにしてあげてください。

まとめ

今回は「猫のストレス」について解説してきました。

私自身、知識がない状態で多頭買いをしてしまい愛猫にストレスを与えてしまった経験があります。

いち早く気づけていれば・・・と後悔しました。

飼い主さんの行動ひとつで、愛猫が快適に暮らせるかが決まります。

愛猫の行動をよく観察しストレスを感じていないか?

もしストレスを感じている行動をしているならその原因は何か?しっかり追究し改善してあげてください。

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